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棟により光ファイバの敷設可能性に差が出た原因

  鴨志田西住宅管理組合/建物・設備管理委員会       

 かも西10月号で、NURO社による光ファイバ敷設可能性の調査結果を報告しました。その中でRC棟とPC棟で差が出たことに関し、原因をここに報告します。

 今回の光ファイバの敷設に関しては、既存の電話用 TP線の配管を使って、TP線と配管の隙間に光ファイバを通す方式です。TP線がたまたまひどく捩れていたりすると光ファイバは通せなくなります。

 PC棟とRC棟を比較すると、TP線を通す配管の経路や長さに違いが有ります。すなわち、RC棟は現場でコンクリートを流し込んで作りますので、階の横方向がほぼ同時に作られます。そのため横方向の家の間を貫いて配管を敷設し易い特徴があります。

 一方PC棟は、工場で壁や床のパーツが作られ、現場では鉄部の溶接で組み立てられます。この場合、横方向が決してできないわけではありませんが、縦の一方方向に配管をつなぐ方が作る効率が良いそうです。そして、横方向の階段室の間のつなぎは、地下のピットで行なっています。

 そのため、下図に示すように、RC棟では2階のMDF**で横方向に光ファイバを通せるのですが、PC棟では、地下のピットに降りてから隣の階段室まで通し、再び2階まで上がるというルートを経るので、TP線の輻湊もあり、通すのが困難になるようです。

 調査した業者からは、水道使用量計測等の目的で設置されたが、既に使われていない水道用モニタ線がパイプスペース内にあるので、これを取り外して、その後に光ファイバ用配管(合成樹脂製の可とう電線管)を敷設すれば、安価に光ファイバの敷設が可能になると言われました。費用等の検討を進めた上で、来年の総会に提出して、工事に移したいと考えています。

  *TP線)Twisted pair 線 (被覆導線2本を撚り合わせた電話線) 

  ** MDF)Main Distribution Frame (主配電盤、主配線架)

 

RC棟での配線構成例

PC棟での配線構成例

PC棟の解決策