鴨志田西住宅 管理組合
昨年の12月中旬に浴室周りでの漏水事故が発生しました。調べた結果、4年ほど前に樹脂ライニングによる更生工事を行った給湯管からの漏水が疑われたため、工事会社であった日本リニューアル（株）に調査をお願いしました。圧力付加試験の結果、給湯管からの漏水に違いないとのことで、10年間の保証期間中でもあったため、修繕を依頼しました。
会社側は再度のライニング更生工事も選べたのですが、過去20年間8000戸に及ぶライニング更生工事で工事後に漏水が発生したのは4件目という稀な例でもあり、ライニング処理した銅製給湯管の内側の問題ではなく、外側からの銅管の錆の恐れも高いとのことから、長寿命が期待できる樹脂管に更新したいとの提案を頂きました。
居住者の了解を得て機材を揃え、1月後半に更新工事が実施され、漏水は止まりました。また、階下で漏水の被害を受けた家の押し入れ天井、側板、床板の交換、廊下フロスの張替え等も、日本リニューアル（株）によって行われ、2月に無事改修工事を完了しました。
樹脂管を使った更新工事では、見え難い所に作業口を設けて天井や床下の隙間を通すという配管方法を、つぶさに見学させていただきました。将来予想される給湯管、給水管等の更新工事の参考になりました。
被害を受けられた両家は、年末年始にかけて不便を強いられ、大変な思いであったろうとお察し致します。 2000戸に1例という稀な事故に対し、忙しい時期の中、誠意ある対応を頂いた日本リニューアル（株）の関係者には深く感謝致します。
