急に寒さを感じるようになりました。今年の紅葉は最盛期がバラバラな印象ですが、団地のドウダンツツジの紅葉が例年より綺麗に見え、少し喜んでいます。
12月の作業予定
- 12月1日(日) 10:00~12:00 環境合同作業参加
- 12月8、15、22日(日) 10:00~12:00 日体大側法面、鴨志田公園側法面
11月の作業実績
- 11月3、17日(日) 10:00~12:00 日体大側法面下の側溝周りの草刈り
ひとくち知識; 団地内のタブノキの例
タブノキは幼木の内は目立ちませんが、急に成長を早める傾向があります。写真の3件は、いずれもこの数年で10m程に伸びた例です。建物に近い①や、他の高木にからんだ③は要対応だと思います。
萌芽更新について(2)
萌芽更新に関して言葉だけでは全体が分かり難いというご意見がありましたので、イメージ図を以下に示します。長くても20年程度の周期で、伐採→萌芽→成長→伐採が繰り返されます。
萌芽更新のメリットは、例えば、八王子市のHP(*)から引用しますと、
- 樹林地の若返り;樹齢を重ねた樹木を次世代の樹木に世代交代させ、林全体が若返ります。また、地表に太陽光が届くようになるため、周囲に落下していた種子による天然更新も進みます。
- 草花や小動物の回帰;日光が林の中に入ることで、日影により休眠していた草花や、従来そこに生息していた昆虫や小動物が帰ってきます。
- 安全上の必要性:巨木・老木になると、台風や強風の際に倒木の危険もあります。萌芽更新により樹林が若返ることにより、倒木等のリスクの減少も期待できます。
等々ですが、当団地では安全上の必要性が最も重要だと思います。その他にも、
- 根幹部の高さでの樹木管理が可能になるので、ボランティアでの対応が容易になるなど管理コストを低く抑えられます。
- 土中の太い根茎が枯死することが少ないため、土砂の流出を抑えられます。
等のメリットが有ります。
なお、萌芽更新が容易な樹種は、クヌギ、コナラ、シラカシ、マテバシイ等ドングリが実る樹木であり、当団地の法面に最も多い樹種です。伐採の適時は2月末から3月上旬、伐採から2~3年後に、成長力の強い枝数本に絞っていくのが有効と言われています。
(*)https://www.city.hachioji.tokyo.jp/shisetsu/109/p011909.html
(ZATUBOKU広報)