キアシドクガの幼虫（毛虫）が大発生したことを4月21日付けHPで報告し、成虫の蛾もたくさん飛ぶのではないかと危惧していました。 また同時に、幼虫によって団地中のミズキが食害を受け、葉が芯だけになって針葉樹のようになったことを5月18日付けHPで報告しました。 そしていよいよ白い小さな蛾が5月中旬から飛び始めたのですが、結果は予想と大いに違っていました。
1）白い蛾は大量発生しませんでした。5/17の週に少し見られましたが、少ないままで終わってしまいました。あまりに沢山の毛虫が発生してミズキの葉を食べ尽くしたため、蛹から成虫にまで成長するのに、十分な栄養が得られなかったのかと推測します。
2）食害で針葉樹のようになったミズキが、再び葉を出し始めました。葉がどこまで沢山出るのか、再度花まで付けるのかどうかは分かりませんが、そのまま枯れてしまうことは避けられそうです。
3）”かも西”5月号で、枯れた？ミズキの写真を紹介しましたが、なんと5月後半から葉を出し始めました。2ヶ月間ほど”枯れたふり”をして、意識的にキアシドクガの食害を避けたのでしょうか？
いずれにしても、この先、来年、再来年はどうなるか分かりませんが、観察に値する現象だと思います。変化がありましたら、また報告させていただきます。 （7号棟S）
