HP運営委員会
先週後半から、白い小さな蛾が木々の間を飛び回っているのを皆様見掛けていると思います。今年は特に多く発生しているようです。
この蛾は「キアシドクガ(黄脚毒蛾)」という名前で、チョウ目ドクガ科に属します。名前は成虫の脚が黄色いことに由来しますが。 幼虫からサナギ、成虫の一生を通じて毒は無いと報告されています。
幼虫はミズキ、エゴノキの葉を主に食べるそうで、団地内のミズキの葉が結構傷んでいます。卵で越冬し、春に孵化した幼虫は梢端にのぼり葉を食べて、サナギ、成虫になります。
昼行性で食樹の近くを蝶のように飛びますが、成虫の口は退化しており、成虫期は数日と短いそうです。その間に交尾して卵をミズキの幹に産み付けるそうです。
チョット気味が悪いかも知れませんが、毒は無く、2週間程度で数も減るそうですので、見守ってやるのが良いのかと思います。